競うよりも楽しむ 長野市の小学生のための思考力育成の塾
日本の社会は、進学においても就職においても競争原理が働いています。
このため学校教育でも自然と競争の意識を持たせるような手法や指導の仕方が多くみられます。
これからの運動会のシーズンになればそれが顕著に見えてくるでしょう。
ただ私はこの「競争の原理」を、特に12歳までの教育に取り入れることは非常に危険なことだと思っています。
例えば「運動」とうカテゴリーにおいて、そもそも体育の授業の一番の目的は何かというと、
「生涯において運動を楽しめて、健康な体を作り、維持すること」
間違いなくコレですよね?
それなのに体育の授業や運動会で他者と順位を競わせれば、必ず下位の生徒は運動に対してネガティブでマイナスのイメージを持ってしまうことになり、いずれ運動嫌いになります。
結果的に運動の最上位の目的が見えなくなります。
勉強においても同様で、深い理解を後回しにして、早くたくさんできることや、テストの点などの結果だけを重視して、できる子できない子を相対的に評価すると、できない子は自然と勉強に対する苦手意識が強くなり、この価値観を一生引きずることになります。
正直学校教育においての勉強が嫌いであればまだいいのですが、「学ぶこと」そのものが嫌いなるのは、長い人生においては大きな損失になるでしょう。
結果的に12歳までの危険な競争原理の導入よって、自己肯定感の低い日本代表選手を育て上げることとなります。
中には「高学歴・高収入を手に入れるためには、競争に打ち勝つしかない」と言い切る大人もいるかもしれません。
では仮に他人と競うことそのものに喜びを見出し、競争の中で成長するのであれば、大人になって自分自身の価値判断で主体的に生きていけるのでしょうか?
確かに現代の資本主義社会では「競争」というものが常に付きまといます。
しかしその中にどっぷりつかり続けると、いずれは自分を見失い、
「自分は何のために生きているか?」
という壁に高確率でぶち当たります。
その時しっかりした主体的な価値判断を持っていれば、
道を踏み外すことも、
気力を失い鬱病になることも避けられ
自己肯定感を高く持ち、人生を楽しめるのではないでしょうか。
いずれにしましても12歳までの教育には「競争の原理」をできるだけ持ち込まずに、どんなことでも「過程を楽しむ」ほうに重きを置いてほしいものです。
「運動会で1着になったらゲームを買ってあげる」なんて
その子の将来を深く考えられうなら、やめておいた方がいいでしょう。
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