「めんどくさい」は要注意

query_builder 2021/06/04
ブログ
具象思考、抽象思考、思考力

特に10歳以下の子が何かする度に

「めんどくさい」を頻繁に言うようになったら気を付けてください。

脳内の大事な部分の成長が止まってしまっているかもしれません。

なぜならその「めんどくさい」ことこそが、

10歳までの子が最も手間暇かけてやらなければいけない「具象体験」だったりするからです。

どんな物事でも実際に触れて

一つ一つ丁寧に確認して、数えて、読んで、感じて、味わうことが、

成長期の子供にとって最も大切なのです。


おそらくその行為を大人が見れば

「なにそんなめんどくさいことやってるの?

これとこれで、こうすればいいじゃん」

なんて言ってしまうかもしれません。

でもその大人が簡潔に、簡略的に、または合理的にイメージしていることは

そこに至る前提として、具体的な様々な体験があったからこそなのです。

その具体的な体験を幼少期に十分にやっておかなければ

その簡略的な思考、つまり抽象思考に移れないのです。

その具象思考から抽象思考に移る境目のことを

「10歳の壁」

などと言われています。


残念ながら現代の子供たちは、この具象体験があまりにも少なすぎるので、

「10歳の壁」を乗り越えられず、

抽象思考ができないまま中学、高校と進んでしまう子がたくさんいます。

学校での勉強は4年生くらいから抽象概念を用いたものが増えてきますので

高学年から学校の勉強がわからなくなり、落ちこぼれるのはこのためです。


前述した通り

子供がその子のペースでゆっくり丁寧に取り組んでいるのを大人が見たら

たぶんイライラすることが多いかもしれません。

どう見ても遠回りでめんどくさいことをしていることが多いですから。

でもそれを見た大人はちょっと我慢して、

できるだけ手も口も出さずに見守ってください。

その時の子供は一生懸命具象体験をする中で、

脳内の原型思考回路を作って、抽象思考のための準備をしているのです。


もしそんな時に周りの大人が「そんなめんどくさいこと…」

って何度も言ってしまったら

成長を促すせっかくの具象体験が

その子にとっても「めんどくさいこと」になってしまい、

ことあるごとに「めんどくさい」と言って、

何の体験もできずに、成長が止まってしまうかもしれません。


結局何事も「じっくり・ゆっくり・丁寧に」取り組めた子が後伸びしますから、

大人は焦らず、温かく見守ってください。



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