人為的学習障害
反射式プリントが作り出す人為的学習障害(ALD)
小学生のうちで、速くていいのは「10の補数」と「九九」だけです。
他の計算まで速くしてはいけません。速くて悪いことはないと思っている人が大勢いらっしゃいますが、速くてはいけないこともあるのです。
特に幼児期の学習でスピードを付けることほど危険なことはありません。
なぜなら、考える力を養成すべき時期には速さが一番の大敵となるからです。
「作業と思考は反比例する」ということをご存知でしょうか。
例えば、単純作業を速くしようとする場合を考えてみて下さい。
単純作業を速くするには、何も考えないで作業に没頭する必要があります。
また、速い作業をしている時に何かを考えようとしても考えられません。つまり、速い作業は考えることを妨害する作用があるということです。
大人でもそうですが、計算を速くしている時には、頭の中では思考が止まっています。
高速計算は、作業(反射)であって思考ではないからです。
速い作業(高速計算)をしている時には頭の中では「考えるな」という指令が出ているということです。
ですから、幼児期に一番注意しなければいけないのは、高速学習なのです。
高速学習は、反射的に処理することを要求していると同時に「考えるな」という指示を出しているのです。
そこには「考える力」を生み出す要素は何もないということです。
集中しているという人がいますが「考えない集中力」をどんなに付けても思考力は育ちません。集中力には「考える集中力」と「考えない集中力」があるのです。
幼少期にスピードと「できた」という結果だけを追い求めて、じっくり考えられなくなってすまう症状を人為的学習障害(ALD)といいます。
早口言葉を計算や速読や大量暗記にしても同じです。
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